ヒノキバヤドリギ(檜葉寄生木)

 ヤドリギ科ヒノキバヤドリギ属 常緑小低木 雌雄異株

 高さ6〜12cm。枝は扁平で緑色。無毛で多数の関節が
 ある。葉は鱗片状突起に退化し、各節に対生する。
 4〜8月、1mm以下の黄緑色の小さな花が節に数個ずつ
 つく。萼は3裂する。雄花は雄しべが3個。雌花は雄しべは
 ない。果実は3mmほどの楕円形で橙黄色に熟する。
 種子は1個。
 ツバキ科(ツバキ・ヒサカキ・サザンカ)、モチノキ科(モチノ
 キ・イヌツゲ)、モクセイ科(ギンモクセイ・ネズミモチ)、
 アセビ・クチナシなどに寄生。

 本州(関東以西)、四国、九州、沖縄に生える。

 写真は五家原岳の山道で。ソヨゴ(モチノキ科)に寄生して
 いた。撮影は7月中旬。
 小さな雌花がみえる。花には蟻がいた。


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