ヘツカニガキ(辺塚苦木)
アカネ科タニワタリノキ属 落葉小高木 葉は対生し、卵円形で先は尖り、質は堅い。6〜7月、 球形の頭状花序をだし淡黄色の花を多数つける。枝葉に は苦味がある。 暖帯から亜熱帯に生え、沖縄・九州南部・四国南部に分布 する。和名は明治初期に鹿児島県辺塚で発見されたことに 由来する。 写真は飯盛町池下名にあるヘツカニガキ。九州西岸では この付近が北限であり、昭和54年、県の天然記念物に 指定された。根元近くの幹周りは2.3mあり、その上から ニ幹に分れている。葉を噛んでみたが、そんなに苦味は なかったが・・。 田結郵便局近くにある案内板に従って1Kmほど海岸沿い を行き止まりまで行くと、磯釣船の店がある。そこから 細いあぜ道を50mほど登った斜面にある。 花の写真は7月中旬。果実は8月下旬。 |