昊天宮(こうてんぐう)

 大村駅裏の三城(さんじょう)町にある。城跡にはモミジが散りかけて、サザンカが咲いていた。 イチイガシ、ナナミノキ、ヤブツバキ、etc が見られた。目を引いたのは、エノキの大木とクスノキの巨木。 クスノキの巨木は幹周り3mほどだが、数本ある。上写真の左はエノキ、右はクスノキ。

 三城城は、キリシタン大名の一人・大村純忠が永禄7年(1564年)に築城した城である。 本丸、二の丸、三の丸が造られたので三城城と言うようだ。大村純忠は、1571年に長崎を開港し 南蛮貿易を行った。豊臣秀吉の九州平定によって、長崎が没収されるまで貿易は続いた。後に玖島城に 居城を移し、幕府の一国一城令で、1637年に三城城は廃城となった。
 現在では、長崎県忠霊塔があり、戦没者の英霊を祀っている。広場は子供たちが声をあげて 遊びまわるといった雰囲気はなく、襟を正したくなるような凛とした雰囲気が漂う場所だ。サクラの大木もある。

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